[デザイン] ウィンドウに表示されるデザイン変更の表示方法の変更、ツールおよびヒントの表示の有無、バックグラウンドでの読み込みの有効化、言語の変更、[スピン] ツール、[選択] ツール、[取消し] ツールのカスタマイズ、パネルレイアウトのリセット、およびライセンス警告の調整を行います。
アドバンスオプションを設定するには
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[アプリケーション] メニューから SpaceClaim[オプション] を選択し、SpaceClaim[オプション] ウィンドウを表示します。
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左側にあるナビゲーションパネルの [アドバンス] をクリックします。
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そのページのオプションを変更します。
[全てのユーザー設定をリセット] をクリックすれば、全ての設定をディフォルトの状態に戻すことができます。 SpaceClaim を再起動する必要がある場合があります。
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[OK] をクリックして、全ての変更を保存し、ウィンドウを閉じます。
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[オプション] パネルまたは SpaceClaim の [オプション設定パネル] ダイアログで許可されていない範囲の値を入力しようとすると、フィールドの横に赤い感嘆符アイコンが表示されます。アイコンの上にマウスカーソルを移動させると、オプションの有効な値に関するツールティップスが表示されます。 |
一般
ビュー変更時のアニメーション表示:ビューの選択時にステップのアニメーションを実行します。
以前の選択をハイライト表示: 選択した頂点、エッジ、または面を含む最後に作業した形状全てをハイライトします。 [選択] ツールを使用して再び選択すると、その一度の選択で、前に選択したグループがまとめて選択されます。
断面モードでスケッチを自動的に延長/回転: 断面モードで自動的に延長または回転します。 断面モードでスケッチすると、既存のエッジで始まる線が延長されてサーフェスを形成し、閉じたサーフェスがソリッドを形成します。 線がソリッドで始まる場合、ソリッドで別の点をクリックすると自動的に線が終了します。自動的に回転するには、スケッチを回転面に結合する必要があります。
取消しの最大回数: 取り消しし可能な操作の件数を入力します。 この値は最低でも 50 に設定することをお勧めします。 変更を有効にするには、SpaceClaim を再起動する必要があります。
言語: メニューから言語を選択します。 SpaceClaim のユーザインターフェースおよびオンラインヘルプが選択した言語で表示されます。
全てのユーザー設定をリセット: 全ての変更可能なユーザ設定をディフォルトの状態にリセットします。 更新した設定を適用するには、SpaceClaim を再起動する必要があります。
ユーザー設定のエクスポート: SpaceClaimuser.config ファイル (XML フォーマット) を、編集したり後でインポートするためにエクスポートします。
ユーザー設定のインポート: ディフォルトではない、ユーザ個人固有のカスタマイズされた選択を適用します。 有効な SpaceClaim の user.config ファイル (XML フォーマット) をインポートする必要があります。 User.config ファイルの場所は SpaceClaim のインストールによって異なる可能性がありますが、一般的には、このファイルタイプはローカルの AppData ディレクトリに保存されています。 インポートする user.config ファイルの場所を指定するか、[ファイル名] テキストボックスに user.config ファイルの名前を入力してから、[開く] をクリックしてファイルをインポートします。
ユニバーサルなユーザー設定:
カスタムの構成ファイルを中央に配置することにより、個々のユーザー設定またはオプションを上書きすることができます。 すべてのローカルの構成ファイルの代わりに、このファイルが読み込まれます。 正確には、中央のカスタム構成ファイルによってローカルの構成ファイルが置換 (上書き) されます。構成ファイルを用意することで、すべての社員に、確実に同一のディフォルトユーザー設定を使わせることができます。
- SpaceClaim_ADMIN_CONFIG という名前の環境変数を作成します。 この環境変数は、完全修飾ファイル名を指していなければなりません。このファイルはネットワーク上に存在していてもかまいません。たとえば、 SpaceClaimSPACECLAIM_ADMIN_CONFIG=\\dell_server\shared\rob\admin.config のように指定します。
- まずは、以下の手順に従って自分の user.config ファイルを作成してください。
- SpaceClaim を起動し、[オプション] メニューに移動します。
- 自分の考えに沿って設定を変更します。
- [アドバンスオプション] ページにある [ユーザ設定のエクスポート] ボタンをクリックします。
- "user.config" またはその他の名前 (拡張子は ".config") でファイルを保存します。
- 作成した環境変数の参照先となっている場所にファイルを置きます。
- 以下の手順に従って、設定が正しくエクスポートされていることを確認します。
- SpaceClaim を終了します。
- 自分の user.config ファイルを配置します。
- [マイコンピュータ] > [ローカルディスク] に移動します。
- ウィンドウ上部の [アドレス] バーをクリックします。
- タイプ: %APPDATA%
- Local をダブルクリックします。
- ダブルクリックします SpaceClaim
- すべての設定フォルダを選択して削除します。
- 新規の SpaceClaim セッションを開き、自分の user.config ファイルの結果を確認します。
ユニバーサルな設定ファイルに関する注意事項
- ファイル名は任意です。'admin.config' は単なる一例に過ぎません。
- SpaceClaim は、ローカルなユーザー構成ファイルの代わりに、このファイルを使用するようになります。
- 自分が作成した設定を使用するには、SpaceClaim を起動する前にローカルの設定を必ず削除してください。 これは、一度だけ行えば十分です。
- SpaceClaim で中央の構成ファイルを初めて使用する際には、ローカルの設定を削除しなければならないことがあります。 これは、SpaceClaim がファイル日付をチェックして、日付の新しいファイルを使用するからです。
- このローカル設定の削除は、最初に一度だけ行えば十分です。
- 環境変数が設定されたマシンに新規のインストールを行う場合は、ローカルの設定を削除しなくても、管理者ユーザーの設定が使用されます。
- 中央の構成ファイルを指定すると、以降行われた変更内容がすべて保持されます。 ただし、'panel.config' によってアクセスが制限されているタブ内の設定を上書きすることはできません。
SpaceClaim [オプション設定パネル] 内の一部のタブでは、ユーザーによる上書きを禁止できます。 それには、無効にするタブを 'panel.config' ファイルに指定します。
次のディレクトリに panel.config ファイルの例があります。
C:\Program Files\SpaceClaim\
このファイルは、単なる例であり、このままでは何もしません。
また、'admin.config' ファイルではファイル名は任意でしたが、'panel.config' ファイルではファイル名を変更してはなりません。
'panel.config' ファイルの作成方法
この例では、[一般]、[スナップ]、および [ファイル]->[CATIA] の各オプションを無効にします。
<PanelsToDisable>
<PanelName>Popular</PanelName>
<PanelName>Snap</PanelName>
<PanelName>FileOptions_CATIA</PanelName>
</PanelsToDisable>
以下に、オプションのパネル名をすべて示します。 これらを用いて、panel.config を自由にカスタマイズしてください。 admin.config と同じ場所 (作成した環境変数の参照先) にファイルを置きます。
一般
Detailing_General
Detailing_SizeAndFormat
Detailing_ModularGrid
表示
スナップ
単位
SheetMetal
ナビゲーション
詳細
FileOptions_General
FileOptions_ACIS
FileOptions_AutoCAD
FileOptions_CATIA>
FileOptions_IGES
FileOptions_JTOpen
FileOptions_OBJ
FileOptions_Parasolid
FileOptions_PDF
FileOptions_ProEngineer
FileOptions_Rhino
FileOptions_SketchUp
FileOptions_STEP
FileOptions_STL
FileOptions_VRML
SupportFiles
カスタマイズ
AddIns
ライセンス
リソース
SpaceClaimLabs
プルツール
[自動]、[追加]、[削除]、または [マージなし] を選択してプルの初期状態を設定します。 ディフォルトでは、[自動] オプションが選択されています。
最後までをアニメーション表示: デザインの回転、スイープ、ブレンド時に [最後まで] オプションを使用した場合に、全てのステップをアニメーション化します。
振舞い
変更前プレビュー: メニューからソリッドを変更する場合の仮計算の実行について選択します。 このオプションがオンの場合、変更前のプレビューはレンダリングされた 3D モデルではなく、粗いワイヤーフレームモデルで表示されます。 非常に大きいデザインで作業する場合、シェーディングされた 3D モデルで変更をレンダリングするのに必要な計算をするよりも、ワイヤーフレームでのプレビューの方が速くなります。 選択します。
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[自動] を選択すると、コンポーネントのサイズおよびグラフィックカードの機能に基づき、プレビューをレンダリングするタイミングが SpaceClaim により決定されます。
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[オン] を選択すると、変更はレンダリングされたプレビューではなく、常に粗いワイヤーフレームプレビューで表示されます。
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[オフ] を選択すると、ワイヤーフレームモデルとして表示するのではなく、常にレンダリングしたプレビューを表示します。
ジオメトリの集中の有効化: SpaceClaim で複数のソリッドを同時に移動する際に、自動的にエッジ (ラウンドなど) を完全に収束させるには、このオプションを選択します。 このオプションが有効になっている場合、複数のソリッドの同時移動を行うと、SpaceClaim は収束ステップ実行時にプログレスバーを表示します。
スケッチに断面表示: ソリッドの断面をハッチングで表示します。 複雑な横断面の作業を行っている場合、このオプションを無効にできます。
同軸面グループの表示: 同じ軸を共有する面を青いシェーディングで表示します。
横断面のフィル: 断面モードでの横断面ソリッドの可視化をコントロールします。 このオプションがオンになっている場合、断面はボディを貫通して表示され、ボディは色でフィルされます。
円弧の中心の表示: スケッチグリッドで、円、楕円、ポリゴン、および円弧の中心に小さな十字を表示します。
測地線計算でエッジをオフセット: このオプションを選択すると、オフセットエッジの全ての点が最初のエッジから等距離になるように配置されます。 以下の例では、元のエッジを緑色、通常のオフセットをオレンジ色、測地線オフセットを青色でハイライトします。
平面ビューの方向: 平面ビューを Z または Y に変更します。この設定はドキュメントとともに保存され、新しいドキュメントにのみ適用されます。 上方向の異なる他の CAD アプリケーションから図面をインポートするときにこの設定を変更することをお勧めします。 SpaceClaim ANSYS 版では、このオプションは自動的に Y に設定されます。 そのため、SpaceClaim と ANSYS のデザインの方向は同じになります。
例
断面モードでのスケッチ時の延長