シートメタルコンポーネントのウォールの板厚、ベンド、およびリリーフのディフォルトを設定できます。 [プロパティ] パネルでコンポーネントまたはベンドを選択してプロパティ値を変更することで、これらの各コンポーネントまたはベンドのディフォルトを変更できます。 シートメタルオプションの単位は、全ての新規ドキュメントの [単位] オプションで設定されます。
[基本値のディフォルト] セクションにあるオプションは、全ての新規デザインに適用され、SpaceClaim が閉じられた後も保持されます。 [リリーフのディフォルト] セクションにあるオプションは、現在のセッションでの新規デザインにのみ適用されます。
シートメタルオプションをカスタマイズするには
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[アプリケーション] メニューから SpaceClaim[オプション] を選択し、SpaceClaim[オプション] ウィンドウを表示します。
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左側にあるナビゲーションパネルの [シートメタル] をクリックします。
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そのページのオプションを変更します。
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[OK] をクリックして、全ての変更を保存し、ウィンドウを閉じます。
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[オプション] パネルまたは SpaceClaim の [オプション設定パネル] ダイアログで許可されていない範囲の値を入力しようとすると、フィールドの横に赤い感嘆符アイコンが表示されます。アイコンの上にマウスカーソルを移動させると、オプションの有効な値に関するツールティップスが表示されます。 |
基本値のディフォルト
板厚: シートメタルパーツの板厚のディフォルト値を入力します。
ベンドテーブル: 既存のベンドテーブルを新しい部品のディフォルトとして指定します。
Kファクター (R=Tの場合): Kファクターの値を入力します。 Kファクターは、0.25 〜 0.50 の値で、ベンド半径の計算に使用されます。 Kファクターはメタルの板厚のパーセンテージで、素材やベンド操作のタイプなどのファクターによって異なります。
ベンド半径: ディフォルトのベンド半径の値を入力します。 この値はディフォルトでは厚さの比率となっていますが、[値] を選択すれば絶対値を入力できます。
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ベンド半径が [厚さの比率] に設定されているときに、パーツのシートメタルパーツの厚さを変更すると、[シートメタルプロパティ] パネルの [内径] の値が変化します。 つまり、パーツの厚さプロパティを変更しても全てのベンド半径が変更されるわけではありませんが、表示されているベンド半径が変更され、修正すべき問題のあることを示します。 これらの問題を修正するには、対象の半径を選択してから手動でそのプロパティを変更します。 |
リリーフのディフォルト
ベンドリリーフ: これらの値は、ベンド作成時に使用されるディフォルトの値です。 ディフォルトの [タイプ]、[幅] または [深さ] を選択します。 [プル] ツールを使用してベンドリリーフを選択し、[オプション] パネルで別のオプションをクリックすることで、各ベンドリリーフのタイプを変更できます。
下図では、A がベンドリリーフの幅を、B が深さを表しています。
正方形リリーフ |
円形リリーフ |
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分割面のギャップ: 面分割をベンドする際に作成されるディフォルトのギャップ (下図 C) を設定します。
コーナーリリーフ: ディフォルトのコーナーリリーフの深さ (下図 D) を設定します。
これらのオプションで幅または深さを変更する場合は、以下の項目が選択できます。
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[厚さの比率] は、ウォールの板厚に基づいてリリーフの幅および深さを変更します。
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[値] は、ベンドリリーフの幅および深さを直接指定します。
エクスポート
DXF エクスポートの全ての鋭角をラウンドにする: このオプションを選択すると、DXF ファイルをエクスポートするときに、隣接面が共通の平面でないデザインの全てのエッジをラウンドにします。 このオプションを選択すると、ラウンド径の値を設定できます。
色
シートメタルデザインで使用するハイライト色を選択します。 コーナーリリーフとエッジリリーフを区別するために、異なる 2 つの色を選択します。 デザインの色は、シートメタルオプションで表示される色よりも彩度が高くなります。
[色をリセット] をクリックすればディフォルトの色に戻ります。
展開レイヤ
次の各項目にディフォルトのレイヤの色と線スタイルを割り当てます。
- ベンドライン上向き
- ベンドライン下向き
- フォーム
- 全体の外形寸法 (色のみ)
- ベンド寸法 (色のみ)