ディフォルトでは、オブジェクトの透明度はそのレイヤ色、およびオブジェクトがサーフェスであるかどうかによって決まります。サーフェスは半透明で表示されるため、ソリッドとは見た目で区別できます。[色] ツールを使用すれば、オブジェクトの透明度を無効にできます。
画像編集アプリケーションでは、色はアルファチャンネル (ARGB など) に割り当てられます。DesignSpark Mechanical もこの標準仕様に従っており、透明度はオブジェクトの色のプロパティとして処理されます。
レンダリングの優先度の階層は以下のようになっています。
- オブジェクトに他に透明度が設定されていない場合は、レイヤの不透明設定が使用されます。
- [色] ツールまたは [スタイルペインタ] の透明度設定がレイヤの透明度よりも優先されます。
- 面またはレイヤ設定に関係なく、[スタイルの上書き] によってオブジェクトの不透明または透明が決まります。[色] ツールまたは [スタイルペインタ] を使用してオブジェクトの透明度を変更した場合、これらの優先度の選択は自動で解除されます。
オブジェクトの透明度を変更するには
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[デザイン] ウィンドウまたはストラクチャーツリーで、ソリッド、サーフェス、面、カーブ、またはコンポーネントを 1 つ以上選択します。
複数のオブジェクトを選択するには、Ctrl キーを押したまま選択します。
コンポーネントを選択すると、コンポーネントの全ての子の色が変更されます。
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[表示] タブの [スタイル] グループの [色] をクリックします。
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[不透明度] スライダ移動します。
オブジェクトの透明度を無効するには
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[デザイン] ウィンドウまたはストラクチャーツリーで、ソリッド、サーフェス、面、カーブ、またはコンポーネントを 1 つ以上選択します。
複数のオブジェクトを選択するには、Ctrl キーを押したまま選択します。
コンポーネントを選択すると、コンポーネントの全ての子の色が変更されます。
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[表示] タブの [スタイル] グループで
[スタイルの上書き] をクリックします。
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次のオプションから 1 つ選択します。
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[透明]。オブジェクトを 35% 透明にします。
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[不透明]。オブジェクトを完全に不透明にします。
オブジェクトの透明度設定を使用する場合は、両オプションの選択を解除します。
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レイヤの色および透明度を再適用するには
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[デザイン] ウィンドウまたはストラクチャーツリーで、ソリッド、サーフェス、面、またはカーブを 1 つ以上選択します。
複数のオブジェクトを選択するには、Ctrl キーを押したままにします。
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[表示] タブの [スタイル] リボングループで、[色] ツールから [重なった色の削除] を選択します。このオプションは、上の [色] ツールの画像に表示されています。