SpaceClaim と ANSYS を組合せて使用し、CAD モデルを簡略化して解析することができます。 このアドインにより、SpaceClaim でインポートまたは作成されたモデルを、ANSYS Workbench、ANSYS Mechanical、ANSYS DesignModeler といった統合 ANSYS 製品に送信できます。 定義済みの基準となるパラメータや解析に特有の属性 (スポット溶接、中立面の厚さなど) とともに、ジオメトリが ANSYS に送信されます。 基準となるパラメータは ANSYS で編集し、反復解析を実行できます。
基本的なプロセスはシンプルです。
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データを ANSYS に送信します。
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ANSYS 11.0、12.0、および 12.1: SpaceClaim から ANSYS を起動し、ANSYS で高度なシミュレーションツールを使用して、解析の条件と制約を設定します。
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ANSYS 13.0: ANSYS Workbench を起動し、ジオメトリセルを作成します。
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既存のデザインを使用するには、ANSYS で [ジオメトリのインポート] をクリックして既存の SCDOC ファイルを選択します。次に [ジオメトリの編集] をクリックすると、そのドキュメントを読み込んだ状態で SpaceClaim が起動します。
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新しいデザインを開始するには、ANSYS で [新規 SpaceClaim ジオメトリ] をクリックし、空のデザインを使用して SpaceClaim を起動します。
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データを修正して SpaceClaim と ANSYS 間で送信し、必要に応じた頻度でテストを繰り返します。
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テストが終わったら、確認済みのデザインオプションや推奨される変更を設計者に戻します。
次のビデオで、プロセスのデモンストレーションをご覧いただけます。
ANSYS に送信できるデータ
アクティブモデルを ANSYS に転送できます (保存されていない場合も同様)。 また、SpaceClaim で開いているドキュメントや、保存済みの SpaceClaim ドキュメントからデータを送信することも可能です。
表示されているオブジェクトだけが ANSYS に送信されます。非表示オブジェクトは送信されません。
次のデータは ANSYS に転送されます。
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ジオメトリ
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ソリッド
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サーフェス
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線ボディ (ビーム)
断面のアンカータイプが [場所] に設定されているビームが Workbench に送信されると、その場所は [ユーザー定義] のタイプのワークベンチオフセットになります。 X と Y のオフセット成分は、通常はビーム線に対するビームの断面位置を保持するように変更されます。 この座標変換は、SpaceClaim と Workbench との基準枠の違いを考慮する上で必要なものです。
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点
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- 原点
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名前選択 (グループ)
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基準となる寸法 (グループ)
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定規寸法
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パターン数
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基準となるアノテーション寸法
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シェルの厚さ
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