SpaceClaim と ANSYS は、双方向の完全な結合性を備えています。つまり、モデルに対する変更を、SpaceClaim と ANSYS 間で自由にやり取りすることができます。
グループを定義して、パラメータおよび名前選択として使用できます。グループ内のオブジェクトが類似もしくは関連している場合、プロパティを作成して、ANSYS でパラメータを変更するために使用できます。たとえば、オフセットが同じ全ての面を含むグループを作成し、このグループを使って ANSYS でオフセットを変更できます。
実践的な例については、『ANSYS でのグループおよび寸法の使用に関するチュートリアル』を参照してください。
ANSYS 13.0 のグループパラメータの更新
ANSYS 13.0 では、グループは Workbench の [パラメータ] グループに即座に追加されます。また、グループの名前変更や削除など SpaceClaim のグループに対する変更も、即座に WorkBench に反映されます。
ただし、SpaceClaim のグループパラメータの寸法を編集した場合、新しい値は WorkBench で自動的には更新されません。[ANSYS] グループで [パラメータの更新] をクリックし、WorkBench に対して変更を要求する必要があります。また、プロジェクトを保存するか、または SpaceClaim を閉じることにより、変更を送信することも可能です。つまり、SpaceClaim が稼働していない場合は、パラメータは最新状態になっていることを意味します。
ANSYS での基準となる寸法の使用
SpaceClaim で基準となる寸法グループを作成し、ANSYS で主要な寸法を変更するために使用できます。ANSYS のストラクチャーツリーでパーツをクリックし、[詳細] パネルの [CAD パラメータ] セクションを参照します。値を変更して、結果を確認するために再度解析を行います。[更新] を使用して新しい値を SpaceClaim にも送信できます。
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[プル] を使って基準となる寸法を作成 (オフセット)
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[移動] を使って基準となる寸法を作成 (変換または回転)
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[選択] ツールを使って基準となる寸法を作成 (ラウンドの半径および面のオフセットの距離)